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新入社員研修と主体性

今年も新入社員研修の季節がやってきました。

 

個人的に、今年は入社前の研修依頼が増え、既に200名を超す新社会人の方々と接しています。

 

 

企業が新入社員に求めるもの

一般社団法人 日本経済団体連合会が企業会員に調査した結果によると、企業が新入社員の採用に当たって特に重視した項目は次のようになっています。

 

選考にあたって特に重視した点(5つ選択)

新卒採用(2012年4月入社対象)に関するアンケート調査結果より

 

 

コミュニケーション能力がダントツの一位。そして、主体性・チャレンジ精神・協調性と続きます。

 

選考にあたって求めるものは、採用後に求めるものでもあります。

また、これらの要素は、新卒に限らず、仕事で成果を出すために欠かせない要素でもある。そう思います。

 

私が担当する新入社員研修では、この上位にランクインしている項目について学び、実践するための具体的な行動計画を立てる時間としています。

 

 今日はこの中から「主体性」について考えてみます。

 

主体性があるとは?

さて、主体性という言葉から、皆さんはどのような人を連想するでしょうか?

 

辞書を引くと、主体性とは『自分の意志・判断で行動しようとする態度』とあります。

 

また、『主』という文字には次のような意味があります。

 

主という字に込められた意味

 

 

さらに、七つの習慣には次のように書かれています。

 

主体性とはよく聞く言葉だが、定義があいまいになっている場合が多い。主体性を持つということは率先力を発揮するだけでなく、人間として自分の人生に対する責任をとるということである。私たちの行動は周囲の状況からではなく、私たち自身の選択によって決まるのだ。私たちは感情を価値観に従わせることができる。そして、物事を成し遂げる率先力を発揮する責任を背負っているのだ。

–中略–

主体性のある人はそのレスポンシビリティー[自分の反応を選択する能力]を発揮している。彼らは自分の行動に対する責任をとり、状況や環境、または条件づけのせいにしようとはしない。

7つの習慣―成功には原則があった! より

 

これらを参考としながら、私なりに主体性がある(主体的である)状態を次のように定義しています。

 

主体的であるとは?
  1. 自分の果たすべき役割・責任を認識し、それに応えようと日々努力している。
  2. 全ての行動を人のせいにせず、自らの意思で決めたと心得ている。
  3. 周囲の状況に惑わされず、自分がなすべきことに集中している。
  4. 単なる前向き思考ではなく、物事の両面(正の面、負の面)を捉えた上で意思決定している。
  5. 自らが周囲を明るく照らす光になろうと努力している。
 
この五つの要素を軸に、さまざまなワークやグループディスカッションによって気づき・内省を促し、具体的なアクションプランに落とし込む。それを新入社員研修の目的の一つとしています。
 
 
参加者の感想
  • チームワークに必要なものや主体性など、社会人として生きていく中で重要なものを多く教えて頂き、とても充実していた。
  • 個人で聴くだけの研修ではなく、グループで取り組むことで、より理解することができた。
  • 楽しく真剣に講義を受けることができた。
  • 体験談などを語って頂き、とても説得力のある講義でした。
  • 人生の役に立つセミナーでした。自分の欠点についてよく理解することが出来ました。なんども反復することがあり、とても頭に残りました。
 
ここまで研修にご参加頂いた方々からは、このような感想を頂きました。
 
常に最善の準備をしているつもりではありますが、研修をやるたびにより良くするための改善点が見つかります。また、一口に新入社員研修と言っても、年齢や業種・職種もさまざまで、極論一人ひとり違ったニーズがあります。
 
『人間の想像力がある限り、ディズニーランドは完成しない』とはウォルト・ディズニーの言葉ですが、
『人間の多様性や可能性がある限り、完璧な研修は存在しない』と実感しています。
 
 
人は、仕事に人生の多くの時間を費やします。
 
そのスタートを切るタイミングで受講することとなるのが新入社員研修です。
 
とても責任の重い仕事ですが、だからこそ遣り甲斐もあります。
 
10年後、立派に成長した彼ら・彼女らの姿を夢見て、来週以降も新入社員研修に臨みます。

 

 



 

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