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東日本大震災とCo-Createという活動

2013年3月11日。東日本大震災からちょうど二年となる今日は、娘達が学校へ行くためにバタバタと準備する音で目が覚めました。

 

こんな日常が、どれほどかけがえのないもので、はかないものかを思い知った出来事だったにも関わらず、そのときの『想い』を少しずつ忘れてきている自分に気づき、少し悲しくなりました^^;

 

東日本大震災からCo-Createという活動に参加するまで

当時、震度6の地震で部屋がめちゃくちゃになり、避難所(つくば市役所)で生活。

その後、家族の身の安全を第一に考え、妻の実家がある神奈川県へ移動。

約二週間後につくばへ戻り自宅の復旧作業を進め、私の実家がある福島県へ行くことができたのが3月31日でした。

宮城県で被災地ボランティアに参加し、ボランティア活動の意義と課題を実感。

さまざまな経験からの『想い』を胸に、地元の市民活動へ積極的に参加し始めたのが6月頃でした。

 

当時の事を思い出すために、facebookに投稿していた内容を掘り起こしてみると、Co-Createという活動に至るまでの状況・心境の変化が確認できます。

  

2011年3月11日

『実家の福島や親戚の無事が確認できました。ご心配をおかけしましたが一安心です。皆さんのお言葉からたくさん元気を頂きました。ありがとうございます。あとは宮城で働いていたときからの友人・知人達が無事であれば…津波に飲み込まれたあたりに住んでる知人もいるんです。いまは無事を願うのみ』

 

『こんなとき、情報があるのは本当にありがたいんですね。携帯でワンセグとfacebookから情報を得ることができて助かりました。いまは、防災グッズのライトやラジオが活躍中』

 

2011年3月12日

『朝食は、おにぎり二つと梅干1つ。昼食は、おにぎり一つとバナナ1本。そんな中、娘達2人を見かけた人がチョコレートを差し出し、「小さなお子さんがいると大変ですからどうぞ」とのこと。優しい人がたくさんいます(T_T) ちなみに、我が家は普段から備蓄しているので食べるものに困っているわけではありません。余震など状況の変化に対応する為に節食しているだけですのでご心配なく』

 

『千葉から大型トラックでペットボトル入りの水が届く。千葉も大変な状況なのに有り難い…』

 

『群馬県前橋市からお稲荷とのり巻きが届く。この恩は忘れない…』

 

2011年3月13日

入ってくる情報を冷静に受けとめて判断する。人伝の情報は誰かの思い込みや勘違いの可能性が十分考えられるので、情報元など情報の確からしさを落ち着いて確認すること。また、あやふやな情報は発信しない。

節食する。いまは食料がたくさんあっても余震など予測出来ない事態に備えてなるべく食料を残しておく。

 節エネルギー。電気、灯油、ガソリンなどを最小限に抑える方法を常に考えて行動する。

 声がけする。みんな不安。人と話すと落ち着くことが多い。

 過去を振り返るより、未来を嘆くより、今に集中する。いまできることがすべて。節食や周囲の人に声をかけながら情報を精査して冷静に判断、行動する』

 

2011年3月14日

災害時の教訓その3『心のバランスの保ち方』

  • 悲観的に考えて(リスクは十分想定し)、楽観的に動く(判断したら迷わない)
  • あえて日常していることをする
  • facebookやメールで皆さんとやり取り出来たのはとても助かりました。
  • 批判や不安をあおる人の話は)”うまく”聞き流す。不安な気持ちから強く思い込んだ人を説得するのは難しい…「そんな考え方もありますよね」「まあ、不安はありますが今は正しい情報に集中することですよね」など。
  • 規則正しい生活。食料の配給がある程度時間が決まっていたので、それに合わせてなるべく生活のペースを整える。
2011年3月17日

計画停電終了。
電気が消え、寒くなると自然と家族の距離が近くなります。
義理の母や弟とこんなに話したことなかったなぁ…。

 

2011年3月30日

『早めに床につくも余震で目を覚ます(^-^;
 「地球さん、あなたも少し休んだら如何でしょうか?」
 …自然はいつもあるがまま。
 それに意味付けしたり、思いを重ねるのは私達。
 あるがままの自然を、あるがままに受け入れる。
 と、言うことで寝ます。お休みなさい』

 

2011年3月31日

『無事、福島の実家に到着。途中の道路は継ぎ接ぎ、ひび割れだらけ。通行止もありました。同じ震度6でも福島の方が被害が大きいように感じます。町もひっそりしています。なにはともあれ、無事着いて一安心です(^^)d』

 

2011年4月28日

『現地(宮城県亘理町)のボランティア活動に参加した経験から・・・ボランティアチームのリーダーに求められるのは、「さりげないリーダーシップ」と「ゆるやかなマネジメント」だと思います。統制する、効率化することに囚われ過ぎるとうまくいきません。企業と違い、リーダー役となっても”パワー”があるわけではない。さりげなく全員のベクトルを合わせ、さりげなく導く。ゆるやかな業務分担や時間管理をして効率化を図る。そんなスタンスが大切なんだと体感しました』

 

2011年6月27日

『「みんなのアイディアと行動で、『世界一住みたい街』をつくる」を合言葉に活動しているfacebookページ「Co-Create Tsukuba」私も事務局(管理人)の一人として参加しています。いまつくば市に住んでいる人はもちろんのこと、以前、つくばに住んでいた方も参加できます。ソーシャルメディアを活用した地域活性化。興味のある方は「いいね!」を押して頂ければ幸いです^^』

 

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この、東日本大震災からCo-Createの活動に参加するまでの3ヵ月間は、

  • 本当に大切なものは何なのか?
  • 自分はそれを大切にしてきたのだろうか?
  • 大切にするためにはどんな行動をすべきか?
などを考え続け、その時の自分なりの答えを見出した期間でした。

 

 

Co-Createの定款に定めた『想い』

そのような経験を経て、2011年5月から活動に参加し、2012年2月に一般社団法人となったCo-Create。その定款には、次のような目的が記されています。

東日本大震災によって再認識した

「地域コミュニティの大切さ」

「ソーシャルネットワーキングの持つ力」

「人・土地への想い」

を大切にし、地域の人々にさまざまな交流機会を提供することで、地域活性化・人材育成・100年後の未来を見据えた街づくりに寄与することを目的とする。

 

東日本大震災から2年の節目となる今日。改めてこの定款と向き合い、

  • 大切にすべきだと思った事を、どれだけ大切にしてこれたのだろう?
  • 取り組もう!実現しよう!と思った事を、どれだけ実現できたのか?

と考えてみました。

 

一年前よりは確実に前進できたように感じています。

一方、目指すところは遙か彼方にあり、より一層の努力が必要であることを再認識しました。

まだまだ出来ることがあり、取り組むべきことがある。なのに取り組めていない現状がある…

 

私が個人的に大切にしている考え方の一つに『理想論者の現実主義者』と言うものがあります。

「大きな理想を思い描き、事あるごとにそれを語りはするが、現実を見据えて着実に一歩ずつ前進する」

簡単に言うとそんな姿勢です。

 

今日のような日には、尚更この姿勢を大切にしたい。そう心に誓った朝でした。

 



 

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