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学校教育の未来

最近、学校教育の在り方に関する記事や書籍に触れる機会が多く、いろいろと思うことがあったのでまとめてみます。

 

現在の学校教育方式の起源

学校教育というと、一般的に次のような状況をイメージすると思います。

  • 学年別・クラス別にカリキュラムが進行される。
  • 授業の開始と終わりをベルで知らせる。
  • 先生が一方的に話し、生徒は黙ってそれを聞き、ノートに書く。
  • 生徒は知らないことが前提で、知っていることでも黙って聞く。

これらの特徴は18世紀末の『プロセイン方式』に由来するそうです。

 

当時のプロセイン国王が、初等教育を無償かつ義務化。その際、権威に従順な労働階級の育成を二次的な目的としていた。 

※日経新聞:『世界に生徒1000万人…米ネット学校が変える教育』より一部抜粋。

 

もちろん、すべてがこのような方式ではなく、最近ではシュタイナー教育や協同学習、フィンランドメソッドなどを取り入れている学校も増えています。

 

私の子ども達が通っている学校も、昔とは違っていろいろな工夫をされているようです。

 

余談ですが、子ども達の話を聞いていると、昔の自分と比較して羨ましく思うことが良くあります。

 教科書を一読すればわかってしまうことを、長い時間をかけて教えられることが苦手で、学校嫌いだった私。

忍耐力がないとも言われるかも知れませんが、まったく違うプロセス(例えば、目標を達成したいとき、果たすべき役割を持ったとき)によって忍耐力は養われると実感しています。

 

本来、すべての人は学ぶ意欲を持っています。しかし、一方的な講義は、その意欲を阻害してしまいやすいことがわかっています。

 

赤ちゃんを観ていると、人は主体的・能動的に学びたい!というある種の欲求をもって生まれてくることがわかります。どうすればその力を活かせるか?より引き出せるか?が本来の学び場の役割である。そう思います。

 

インターネットと学校教育

先ほど少し参照した日本経済新聞の記事を再び引用します。

 

瞬く間に1000万人強の生徒を抱える世界最大の教育機関となった米カーン・アカデミー(Khan Academy)の本部は、米カリフォルニア州マウンテンビュー市の通勤列車の線路に隣接した、1960年代の古びたオフィスビルのいくつかの大部屋に詰め込まれている。

 —中略—

 3400本の短い教育ビデオに加え、インタラクティブな問題集や教師が生徒の進捗状況を管理するためのツールを提供する同社は、「どこでもだれにでも世界一流の教育を無料で提供する」というミッションを掲げる非営利組織なのだ。社員持ち株制度もなければ、新規株式公開(IPO)の計画もない。資金を出しているのはベンチャーキャピタル(VC)ではなく、フィランソロピスト(篤志家)だ。

世界に生徒1000万人…米ネット学校が変える教育

 

企業における人材開発分野において、e-learningは一般的なものとなりました。インターネット大学も増え、インターネットが社会に浸透することで教育や学習の在り方が変わりつつあるのは紛れもない事実です。

 

そして社会の在り方も大きく変わってきています。昔のように、現在の学校教育スタイルで頑張って良い点を取り、良い大学に入れば将来は安泰という時代ではない。そんな現代において、学校教育はどうあればよいのでしょうか?

 

公立大学法人 国際教養大学の取り組み

 2004年に秋田県秋田市に開学した国際教養大学。1学年の定員が170名あまりと小さな大学だが、英語に基づく高度なリベラル・アーツ教育、卒業生の就職実績の良さで近年脚光を浴びている。入試制度が異なるので単純には比較できないが、難易度も急上昇。センター試験の成績で見れば、すでに東京大学文系と同じ程度の高得点が必要とされるという。

開校から8年、国際教養大が東大と肩を並べた秘密

 

 少人数で、リベラルアーツをテーマに、英語での議論によって学んでいくスタイルが特徴です。

 

この記事にもあるように、クリティカルシンキングなどのコンセプチュアルスキルは、一方的な講義やインターネット学習では身につけにくい、あるいは身につかないものです。

 

多くの人が集まる場の特性を生かし、その場だからこそ学べるものを提供している。それが高く評価されている理由の一つだと思います。

 

学校教育の未来

自分の学びたい分野を選び、インターネットで知識を習得する。

 

学校以外の、多様な人々が集まる場で、対話や議論を中心にコンセプチュアルスキル(論理的思考や意思決定力など)や対人関係能力を身につけていく。

 

より深堀したい専門分野は、その分野に精通している人にソーシャルメディアなどを通じて直接アプローチして教えを乞う。

 

そう遠くない未来に、このような学び方が当たり前となる日が来るかもしれません。私の知人の中には、すでにこのような学び方を実践している人もいます。

 

 

さて、いつもよりも長くなってしまった今回のブログ。

 

自分の子ども達の未来を想うとき、学校教育はより進化してほしいと考えています。

 

皆さんはどのようにお考えですか?



 

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