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真の現場主義

現場とはどこか?

大阪に向かう新幹線の中で、現場主義という言葉を何度か聞き、昔のことを思い出しました。

 

20代前半、製造現場での仕事が面白く、生産性向上プロジェクトに取り組んでいた頃の話です。

 

生産性を向上すべく取り組む中で、いろいろと提案していたにも関わらず、会社の上層部や納品先から納得いく答えがもらえず『現場をわかっていない!』と愚痴をこぼしていました。

 

すると、先輩から次のような言葉を投げかけられました。

 

「お前、製造現場が現場だと思っているだろう?」

(え、そんなの当たり前じゃん。何を言ってるんだこの人は・・・)

と心の中でぼやいていると、

「自分たちの作った部品が製品として組み上げられ、販売されてユーザーの手に届き、使われる。そのときにユーザーは何を感じ、どんな思いでその商品を使うのか?考えたことはあるか?」

(・・・何が言いたいのだろうか)

「現場は常に顧客接点にある。だからここが現場だと偉そうにするな!」

と一喝されました。

今思えば、当時の私は現場主義という言葉を使うとき、そこにいる自分が正しく、相手(上層部)が間違っているという自己中心的な考えとなっていました。

 

さらに言えば、作り手のエゴであるプロダクトアウトの思想ではなく、マーケットインの思想も必要だと教えてくれたんだと思いますが、当時はいまいちピンときませんでした。

 

 

真の現場主義とは?

その一件以来、現場主義という言葉を使うとき、それは自分のエゴではないか?と問いかけるようになりました。

 

顧客ニーズから物事を考えること。できる限り顧客の生の声に耳を傾け、どうすればその人の(世の中の)役に立てるかを考え抜くこと。それが真の現場主義だと今は思います。

 

製造現場にいる、営業まわりをしているなど、場所や職務ではなく、顧客にとっての最良を追い求める姿勢が現場主義であり、それがなければ営業していても”現場にいる”とは言えない・・・逆に、本社や間接部門にいたとしても、顧客の声に耳を傾ける姿勢を貫けば、それは現場主義だと言えるのではないでしょうか?

 

油断すると忘れてしまいそうになる”真の現場主義”

 

それに気づかせてくれた先輩に感謝するとともに、まだまだ甘いな~と反省しました(^^;



 

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