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「BEソーシャル!出版記念講演」に参加してきました! その2

前回に引き続き、11月22日に参加した講演会をベースに今後より一層求められる人・企業・社会の在り方について考えます。

 

斉藤さんの新書『BEソーシャル!』では、『社員と顧客に愛される5つのシフト』をして、五つの視点からパラダイムシフトが必要であると提唱されています。

 

【理念】規律から自律へ。

【組織】統制から透明へ。

【事業】競争から共創へ。

【価値】機能から情緒へ。

【目標】利益から持続へ。

 

このうち、前回は【理念】と【組織】について考えてみました。今回は【事業】からスタートします。

 

 

ループス 斉藤さんのお話からの学び・気づき

 

【事業】競争から共創へ

とくにビジネスの世界においては、「戦うことが前提」として物事を進めることが良くあります。

『戦略』『戦術』『攻略』『競合』『ターゲット』など、ビジネスの場で日常的に使われている言葉が軍事用語であることがそれを象徴しています。

 

たしかに、一方が勝つと一方が負けるという構図が当てはまる場合も多くあります。限りあるものを自分だけのものにしようと考えれば争いは避けては通れません。私も何度もそのような戦いを挑み、挑まれてた経験があります。

 

しかし、その戦いの多くは不毛なものとなりました。互いに傷つき、目的を見失い、自尊心を失う・・・一時の優越感や自己顕示欲が満たされた代償として多くのものを失い、心の隙間を別の何かで穴埋めしようとする。そんな方々をたくさんみてきました。その結果作り出されたのがバブルであり、金融危機だと考えています。

 

このまま盲目的に競争を続けたらどうなってしまうのか?答えは明白です。

 

いま、本当に求められているのはより広い視野からの全体最適思考であり、共通価値の創造(CSV)である。そう思います。

 

  • 「どうすれば敵に打ち勝てるか?」ではなく、「どうすれば共に繁栄できるか?」
  • 「どうすれば競合を出しぬけるか?」ではなく、「どう協力すれば新しいものが生み出せるか?」
  • 「敵の強みを抑え、弱みを突く戦略は何か?」ではなく、「互いの強みを生かし、弱みを補完できないか?」

 

前回も例に挙げた市民活動団体:一般社団法人Co-Createでは、他団体とのコラボレーションを常に意識し、また自分たちの強みによる貢献を心がけています。

 

たしかに、企業と比べて市民団体はコラボレーションしやすいと実感しています。しかし、場合によっては競合のような立ち位置となってしまうこともあり、また、私たちが展開している市民活動(サービス)は、企業と競合している可能性も十分にあります。自分たちが競合するつもりがなくても、相手がそうみていることがある。ただ、いかなる場合においても「共創:Co-Create」の精神を忘れず、共に新しい未来を創造していこうというスタンスを貫くことが生命線であると心しています。

 

 

【価値】機能から情緒へ

モノがあふれる時代。いや、厳密にいえばモノがない時代であっても、人々が求めるものはモノではなかったはずです。

 

パソコンが欲しいからパソコンを買うのではなく、買ったパソコンを通じてする体験、その体験から得られる気持ちが欲しいからパソコンを買う。突き詰めればほとんどの人がそうであると思います。

 

しかし、商品やサービスを提供する側は、それを忘れてしまうことが多い・・・

 

ソーシャルメディア上で共有される情報は、商品スペックやサービス内容ではなく、そこから感じたことや考えたことです。

 

モノではなく、体験からくる情緒。ビジネスに限らず、日々の生活において忘れてはならないことだと実感しています。

 

 

【目標】利益から持続へ

 利益とは空気のようなもの。確かになければ死んでしまうかもしれない。しかし、だからといって貯め込んだり、追い求めたりしてはならない。健全な循環があってこそ空気は澄み、人も企業も健康が保たれる。利益に捉われてはならない。 

以前勤めていた企業の顧問から頂いた言葉

 

企業の目的は利益の最大化である。という方もいます。たしかに一理あるのかもしれません。しかし、その利益が短期的視野で無理やり出したものであり、また公益性のないもだとしたら・・・一時の利益によって内外に大きな問題を引き起こし、その企業は消滅してしまう可能性もあります。

 

ここ数年、そのような事例は快挙にいとまがありません。そのような事例を見聞きするたびに思い出すのが先にあげた顧問の言葉です。

 

利益に捉われると、結果として永続性を失う。歴史が証明する事実ですが、繰り返してしまうのもまた人間の性・・・

 

 

ということで、筆者のミッションである「人・企業・社会の永続的な成長を支援する」ために、大変参考となる講演でした。

 

長くなりましたので、出口社長や小濱会長のお話は別の機会にご紹介します。



 

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