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リーダーとフォロアーの在り方について考える

子曰く、民は之に由らしむべし。之を知らしむべからず。

論語 泰伯8-9

 

意訳

孔子がおっしゃった。民衆から信頼してもらうことはできても、全ての民衆に同じ意識・視野となってもらうことは難しい。

 

立場による意識・視野の違い

この一文は、論語のなかでも議論になりやすいもので、『民衆を従わせることはできても、真意を理解させることはできない』などと解釈する場合もあります。

 

筆者は、自身の経験から「その立場にならないとわからないことが山ほどある」と孔子は言いたかったのではないか?と考えています。

 

経営者のつもりになって考えろ!

経営者と同じ目線となれ!

 

これは、企業に勤めていると何度か耳にする言葉だと思います。

 

一方、経営者は、背負っている責任や持っている権限、日々接する人々や入ってくる情報などが社員とまったく違います。立場が変われば環境・状況が変わるのは必然である。

 

どんなに頑張って、経営者になったつもりで考えてみても、経営者と同じ意識・視野となることはない。それが自然なことだと実感しています。

 

そうならない事を嘆くのではなく、同じ意識・視野とはならないことを前提として、相互理解を深める努力、相手の立場からの意識・視野をイメージしてみることの大切さを孔子は伝えたかった。そう思います。

 

 

 

子曰く、其の位に在らざれば、其の政を謀らず

論語 泰伯8-14

 

意訳

孔子がおっしゃった。その役職にないものが、傍からとやかく口出ししないことが大切だ。

 

意識・視点の違いを考慮すべきなのはフォロアーも一緒

先ほどは民衆を束ねるリーダー的な立ち位置からの言葉でしたが、こちらは民衆側からの言葉です。

 

経営者は現場のことがわかっていない!

なんであんなわけのわからない事するんだろう・・・

 

など、フォロアー側からみると、リーダーの立振舞いを理解できないことがよくあります。

 

理解できないのは、リーダーと同じ意識・視点に立っていない(立てない)からだとも言えます。

 

なにより、リーダーの立振舞いにとやかく言う前に、まずは自分の責務を果たすことが求められます。

 

自分の責務を果たしていなければ、経営者など組織のトップの意思決定を理解することはできない。これも経験から思うことです。

 

 

『人のことをとやかく言う前に、自分がどうるべきかを考えろ!』

 

とは、筆者の人生の恩師の言葉ですが、それはリーダーにもフォロアーにも当てはまるはず・・・

 

まずは自分から。常にそれを心がけていきたいものですね。



 

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