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多様性の持つ可能性

本日は来週放送予定(10月31日水曜日 20:30~ ラヂオつくば  84.2MHz)の番組を作っています。

 

今回の放送では『みんなの得意をシェアする会』という、Co-Create Tsukubaが展開しているイベントについて取り上げています。

 

会の詳しい内容については、ぜひ来週の放送をお聞きください(笑) 

 

今日のブログは、多様性について深堀してみようと思います。

 

 

「違い」は「間違い」じゃない

人は皆違う。

 

遺伝子的にもそうですし、持っている知識や経験、得意分野、興味関心、志向性・価値観などが全く同じ人は存在しない。この違いを可能性だと捉え、生かそうとする姿勢を個人的な行動指針の一つとして定めています。

 

『違いは、間違いじゃないんだよ』

 

これは、いまでも大変お世話になっている、私の人生に大きな影響を与えてくれた方の言葉です。

 

人の持つ違いは”間違い”ではなく可能性である。

 

こうして文字にすると当たり前のことなんですが、当時の私は違いを間違いだと考えていました。

 

二十代後半の頃、所属した組織のTOPからの指示や考え方に納得がいかず、モヤモヤした気持ちのまま仕事を続けていました。やりたくないと思いつつ指示に従う。その方向に進むべきではない!と思いつつ流されている・・・そんな私の内心を察して取引先の方が次のように話してくれました。

 

『そもそも、人はみんな違うよな~。生い立ちも違えば接してきた人達も違う。毎日頭の中で考えることも違う。それが全て一緒だったら気持ち悪い(笑)』

私「(笑)たしかに気持ち悪いですね~」

 

『なのに人は、善悪や正誤に囚われて、違っていることは間違いだ!と思ってしまう。もちろん、時にはそれが必要なときもある。何が正しいのかをはっきり決めるということがね。でも、相互理解がないまま違いだけ主張してもうまくいかない。なんでそう思うのか?そんな考えに至った背景にあるものは何か?などの共有が足りてないことが多い・・・』

 

私「・・・はい。言われて気づきましたが、正直ほとんどTOPの事を知りません。一緒に仕事をしているつもりでも、仕事上の指示やホウレンソウ(報告・連絡・相談)ぐらいしか話してませんので」

 

『まずは相手を知ろうとすることからなんだと思うんだよな~。その上で、どうしても相容れない、志向性・価値観が違って一緒にやり続けるのは難しいということもある。でも、多くの場合はその確認まで至っていない。今度、ご飯にでも誘ってみたら?』

 

私「急にご飯に誘うのは勇気がいりますが(笑)・・・はい、やってみます」

 

 

・・・取引先の方に相談するような内容ではないのですが(汗)、なぜかその方には話してしまう。どんなことでも受け入れてくれる、安心して正直な気持ちを話せる。そんな方でした。

 

 

多様性を力に変える

『違いは間違いじゃない』という言葉は、聞いたその日から今日に至るまで、常に意識しています。

 

当時、人事系の部署を任されていましたが、そんな視点からチーム一人ひとりを観ていくと、その多様性に驚きました。そして、多様性を生かしきれていない自分のマネジメントスタイルを反省しました。

 

現場からのたたき上げとして現場のことを熟知している人もいれば、長年人事の仕事をしてきて他社の人事制度についても知っている。あるいは、まったく別の業種・職種から転職してきた人もいる。そんなメンバーが別々の仕事を担当していました。

 

メンバー間の意見交換や情報共有を狙い、毎週全てのメンバーが参加するミーティングを行っていました。

 

今思えば、そのミーティングの中で、

「現場の視点からみるとどうか?」

「他社ではどのようにしているのか?」

「この業界・職種の一般論に囚われずに考えるとどうか?」

など、それぞれの違いを生かした話し合いが十分ではなかった。

 

我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベルで解決することはできない。

アルベルト・アインシュタイン

 

 

という言葉もあります。

 

当時所属していた組織のTOPは『新しい視点から、次の時代を見据えた人事のあり方を示せ!』と私に言いたかったんだと思います。そのためには、自分のチームの持つ多様性を生かす必要がありました。

 

しかし、人事の、業界の常識に囚われすぎていた私は、TOPの指示に「何も知らないくせに・・・」と反発するだけでした。

 

多様性を受け入れ、生かす力がなかったために、チームメンバーに迷惑をかけ、TOPの思いを実現するに至りませんでした。

 

 

多様性を可能性と捉え力に変える・・・得意をシェアする会に限らず、日常生活のあらゆる場面において、このことを念頭に置き生活していく。人生の師匠とも言えるその方の言葉を胸に、今日もたくさんの多様性を感じたいと思います。



 

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