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勇気が生む勇気

フィードバックの演習

先日、チームワークに関連したワークを行いました。

 
「長い目で見て、言わないよりも言ったほうが互いのためになる、相手のためになると思っていることを勇気を出して言葉にしてみる。相手と真に良好な関係を築いていくためには、そんなコミュニケーション(フィードバック)が時に必要とされます」
 
と伝え、フィードバックしたい相手と内容、フィードバックに適したタイミングなどを考え、演習してもらうワークです。

 

 

20代前半の男性がフィードバックしたかったこと

少数グループに分かれてフィードバックの演習を進めているとき、ある男性の言葉が聞こえてきました。

 

『お父さん。いつも家でごろごろしてないで、もっと運動したり、外に出ていろいろな人に会ったほうが良いんじゃないの?俺、正直心配なんだけど・・・』

 

筆者はそれを聞き、休日に家でゴロゴロしている、少しふくよかなお父さんをイメージしました。

 

話はさらに続きます。

 

『リストラされて、やる気なくしてるのもわかるんだけどさ、家でゴロゴロしてたって良いことないじゃん。お母さんだって妹だって心配してるんだよ。』

 

・・・イメージしていた状況とまったく違う展開。リストラされたお父さんに勇気を出してフィードバックしようとする彼に引き込まれていきました。

 

『父さんはよく勝ち組、負け組の話をしていたけど・・・いつ何が起こるかわからないし、もう一回チャレンジしてみればいいじゃないの?なかなか仕事はないかもしれないけどさ。探してみなきゃわかんないじゃん。俺もうまく行ってない事多いけど、それでも何かしなきゃって思ってもがいてるんだよ。』 

 

 

勇気が生む勇気

・・・この話に、グループのメンバーも真剣な表情でお父さん役を演じたり、聞き入ったりしていました。

研修の場で、このような内容を明らかにすることに驚きましたが、よほど思いつめていたのでしょうか。

 

演習の後の休憩中に、そのグループのメンバーと少し話しました。その男性が、タイミングを見計らって実際に話してみると宣言すると、他のメンバーも応援しつつ、自分たちもチャレンジしてみる!と主体的な姿勢になっていました。

 

勇気を振り絞りチャレンジしようとする姿勢は、周囲にも勇気を与える。それを目の当たりにしました。

 

そして、彼のフィードバックを受けたお父さんが奮起してくれることを願わずにはいられない出来事でした。



 

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