Blog TOP > 「積小為大 二宮尊徳(金次郎)の教え」

積小為大 二宮尊徳(金次郎)の教え

 

積小為大(せきしょういだい)

毎晩勉強していた金次郎は、読書をするための油代を稼ぐために荒地に菜種を植え、たった一握りの菜種から7〜8升の取り入れになった経験や、捨て苗を荒地で丹精こめて育てて、秋には一俵の籾を収穫したことにより、自然の恵みと人の力の素晴らしさを知 ると共に、小さな努力の積み重ねが大切(積小為大)だと学び、これが後の行いや考え方の基になりました。

報徳二宮神社より

 

積小為大

江戸時代末期、天候不良によって世界中で飢饉が発生していました。そのような中で多くの人々の命を救ったとされる二宮尊徳(金次郎)。小学校などに建てられた銅像を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

 

私が通う小学校にもありましたが、「夜に校庭を走っている」などのうわさがあった程度で(笑)、どのような人物なのかを知ったのは二十歳を過ぎてからでした。ちなみに、薪を背負いながら読んでいる書籍が四書五経の一つ、大学であると知ったのは数年前のことです。

 

彼が残した言葉や思想は、古典哲学を学びつつ、農作業や農村の復興に取り組む中で練り上げたものであり、普遍的な原理原則と言えるものが多いと考えています。

 

その中でも積小偉大は代表的な言葉です。

 

日々発している言葉。日々の行動。日々考えていること。その積み重ねによって人格が作られます。立派な人物になろうと思ったら、日々の言動を見直すことから始めなければなりません。

 

健康な体も、日々の運動や食事、心のあり方によって得られるものです。

 

将来成し遂げたい大きな夢も、結局は小さな事の積み重ねでしか、たどり着くことはできません。

 

遠くをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す

遠きをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。
近くをはかる物は 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく。故に貧窮す。

伊那食品工業株式会社ホームページより

 

先日カンブリア宮殿にも登場した年輪経営でおなじみの伊那食品工業。現会長である塚越寛さんが経営理念の一つとして、二宮尊徳の言葉を掲げています。

土壌を整え、春に種をまき、夏に草をとって水をやるからこそ、秋に収穫を迎えられる。これは変わる事のない自然の摂理であり原理原則です。

 

一方、ときに人間は収穫にばかり目がいき、土壌をつくることも、種をまくことも、草取りや水をやることを忘れてしまうことがあります。

 

 

このように、尊徳の言葉は時代に左右されない普遍的な原理原則に溢れています。今後も機会をみて、尊徳の言葉・思想を紹介していきます。

 

 



 

このページの先頭へ