Blog TOP > 「士魂商才 渋澤栄一の教え」

士魂商才 渋澤栄一の教え

渋沢栄一と二宮尊徳(金次郎)

昔、菅原道真は和魂漢才ということを言った。これは面白いことと思う。これに対して私は常に士魂商才ということを唱道するのである。

–中略–

人間の世の中に立つには、武士的精神の必要であることは無論であるが、しかし、武士的精神のみに偏して商才がなければならぬ。

論語と算盤 渋澤栄一 

 

 

「武士は食わねど高楊枝 」ということわざがあります。江戸時代末期、武士の中には商人から借金し、苦しい生活を送る人が多くいたと言われています。また、商人の中には、自分の利益のみを追求して相手をだましたり、官僚と癒着する者が多かったそうです。

 

士魂はあるが商才のない武士。

商才はあるが士魂のない商人。

 

そのどちらが優れているわけでもなく、どちらしか選べないわけでもありません。日本資本主義の父と呼ばれるに至った渋沢栄一氏は、士魂と商才の両方を併せ持つことの大切さと説きました。

また、江戸時代末期に活躍した二宮尊徳(金次郎)の言葉だとされる、次のような言葉があります。

道徳なき経済は犯罪であり

経済なき道徳は寝言である

この言葉も、本質的に伝えたいのは道徳(論語、あるいは士魂)と経済(算盤、あるいは商才)はどちらかだけでは問題で、併せ持つ必要があるということだと思います。 

現代においても、全く色あせることのない偉人二人の言葉を心に刻み、士魂商才を有する人物となれるよう日々精進していきます。



 

このページの先頭へ